ヨガでメンタルケア!運動をしている人は抑うつになりにくい

ヨガでメンタルケア!運動をしている人は抑うつになりにくい

昔に比べて便利で暮らしやすい日常が実現されている一方で、現代社会はストレスを抱える人が多く、超ストレス社会と言われています。それに加え近年はコロナ禍の影響もあってより不安やストレスを感じる人が増えていることでしょう。

そこで重要になってくるのがメンタルケア!
メンタルケアを行うことは心の健康を保つだけでなく身体の健康にもメリットを与えることが分かっています。

なかでも運動は不安感やストレスを軽減させる効果があるため、メンタルケアとして効果的な手段です。本記事では「運動とメンタルケア」に関するお話をしたいと思います!
また、メンタルケアにヨガはとても相性が良いので合わせてお伝えしていきますね♪

運動がメンタルケアに効果的な理由

運動がメンタルケアに効果的な理由

運動はメンタルケアに効果的な手段だと言いましたが、その理由をこれから説明していきます。

血行が促進される

運動不足やストレスは血流を悪くさせ、下記のような症状を引き起こす要因となり私たちの健康を阻害します。

  • 冷え性
  • 眼精疲労
  • 頭痛
  • 肩こりや腰痛
  • 疲れやすくなる

さらに血行不良が進むと、思考の幅も狭くなり気分が落ち込みやすくなってしまうので、メンタル面にも悪影響を及ぼしてしまいます…。
ですが、運動をすることで脳の血流が良くなるので、これらを予防することができるのです!

脳から神経伝達物質が分泌される

メンタルヘルスにおいて脳内の神経伝達物質が大きな影響を与えていることが分かってきているそうですが、その中でもセロトニンという神経伝達物質は、私たちの集中力や気分を大きく左右するといわれています。
また、セロトニンは精神安定剤ととても似た分子構造をしているため、分泌を増やすことがメンタルケアに繋がるそうです。

そしてその分泌を促すのが“運動”
適度に運動を行うことで脳内にセロトニンが増えることがわかっているため、運動習慣をつけることが重要になってくるのです。

達成感や満足感を得られる

運動を継続的に行うことで、「これだけ続けられている」「できるようになった」というような達成感や満足感を感じられるようになります。
それによって自分自身を肯定することができて自信にもつながるため、前向きに物事を捉えられるようになったり、気持ちが明るくなることが期待できるのです。

メンタルケアにおすすめの運動方法

メンタルケアにおすすめの運動方法

運動がメンタルケアに良いといわれている理由についてお伝えしましたが、ここからはメンタルケアにおすすめの運動方法にシフトチェンジしてお話していきます。
大きく分けて「有酸素運動」「リズム運動」の2つがメンタルケアに向いているので、それぞれどう良いのかお伝えいたしますね!

有酸素運動

メンタルケアにおすすめの運動法の一つ目が「有酸素運動」です。
有酸素運動とは身体の中に空気を取り入れながら行う運動の事。

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • サイクリング(自転車エルゴメーター)
  • ダンス
  • 水泳

などが当てはまります。

どれも大体20分程度を目安に自分が「スッキリした」と思える強度で行うと良いでしょう!

有酸素運動を行うことでメンタルケアに良いといわれるセロトニンの分泌が活性化されるので、ストレス発散や気分が明るくなる他、リラックス効果、睡眠リズムの調整といったような作用を受ける事が期待できます。

これらからお話するリズム運動にもいえる事ですが、メンタルケアとして運動を行う場合は短期ではなく長期的に継続することが大切なので、まずは3か月を目標に続けてみてくださいね♪

リズム運動

メンタルケアにおすすめのもう一つの運動方法が「リズム運動」です。
リズム運動とは規則正しく一定のリズムを刻む運動のこと。

身体に程よい疲労感を与えてくれると同時に、有酸素運動同様メンタルケアに良いとされるセロトニンの分泌を促すといわれています。
では、どんなものがリズム運動にあたるのか。
それは、有酸素運動でも挙げたウォーキングやジョギングなどがリズム運動にも分類されます。

リズム運動をする時のポイントとしては疲れない程度の軽い負荷でやりすぎないこと。
というのも、セロトニンの分泌はリズム運動を始めて約5分経過してからといわれているのですが、20~30分でピークを迎えます。
ピークを迎えてから1時間半~2時間はその状態を維持するそうですが、長く行えば良いというものでもありません。やりすぎて身体が疲れてしまうと逆に分泌が減ってしまうのです。
そのため、リズム運動を行う際は1回あたり5分~30分が適正だと覚えておきましょう!

ちなみに、私たちが日常的に必ず行っているリズム運動があるのですが、何だかわかりますか?
それは「咀嚼」と「呼吸」です!(後ほどお話しますが、ヨガがメンタルケア運動にオススメなのもヨガの呼吸法が関係しています。)

一定のリズムで咀嚼(ガムを噛むなど)や呼吸(腹式呼吸や丹田呼吸など)を行うだけでもセロトニンを活性化させる作用があるので、手軽にリズム運動を始めるのにちょうど良いかもしれません♪

なぜヨガがメンタルケアに効果があるのか

なぜヨガがメンタルケアに効果があるのか

メンタルケアには有酸素運動とリズム運動がおすすめだとお話しましたが、実はヨガも効果的!
これからその理由について説明したいと思います。

自律神経のバランスを整える

自律神経が乱れると気分の落ち込みや不眠症、疲れやすいなどといった不調が起こりやすくなるのですが、ヨガには自律神経のバランスを整える効果があります。
というのも、ヨガのゆったりとした深い呼吸は副交感神経を優位にさせてリラックスさせることができるから。

また、私たちの背骨には自律神経が通っているのですが、ヨガのポーズの中には背骨にアプローチをかけ歪みを整えるものが多くあります。それにより自律神経のバランスが整いやすくなるのです。

セロトニンの分泌を促す

今回何度も登場している神経伝達物質「セロトニン」
ヨガを行うことでもセロトニンは活性化されて分泌が促されます。
セロトニンは別名“幸せホルモン”と呼ばれているくらい精神に良い影響を与えてくれるので、ヨガによって心が幸せな気分で満たされるのです。

ストレスホルモンを抑制する

人はストレスを感じることで「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが分泌されるのです。
ストレスホルモンが分泌されると心身ともに緊張状態になり精神的に不安定になってしまいます。
ですが、“ヨガの深い呼吸はコルチゾールの分泌を抑えられる”ということが現在分かっているので、ヨガによって緊張状態からリラックス状態へと導かれ気分が安定するのです!

運動習慣はうつ病の予防にもつながる

運動習慣はうつ病の予防にもつながる

メンタルケアに関連して、運動はうつ病や抑うつ状態の発症予防方法としても注目されています。

ハーバード大学の研究によると、身体活動量が多い人や運動習慣がある人は運動をまったくしない人に比べてうつ病の罹患率が20~30%も低いことが明らかになっているんだとか!

というのも、運動習慣が身に付くことでストレスホルモンが過度に分泌されるのが抑えられ、更にストレスによる気分の落ち込みも起こりにくくさせるので、うつ病予防の効果があるそうです。

近頃はコロナ禍による生活スタイルの変化によって、うつ病や抑うつ状態になってしまう人の割合が増加しているといわれています。うつ病予防の一環としても運動習慣をつけることは重要だといえるでしょう!

まとめ

ヨガでメンタルケア!運動をしている人は抑うつになりにくい

運動とメンタルケアとの関係性についてお分かりいただけたでしょうか?

お伝えしたように、運動を日常的に行う人はうつ病や抑うつ状態になりにくいといわれているので、心身ともに健康に過ごせるよう運動を始めてみることをおすすめします。

そして、ヨガはメンタルケアにも効果的!
運動習慣が今までなかった人でも始めやすいと思いますので、運動は始めたいけど何をしようか悩んでいるという人は是非ヨガにチャレンジしてみてください。

また、「ヨガなんて今まで1回もやったことが無いから自分に出来るか心配…」という方も大丈夫!アミーダでは90%以上の方が未経験者なので、ヨガ初心者でも安心して始めることができますよ♪
私たちと一緒に心と身体の健康を手に入れませんか?